ワイヤー療法
巻き爪を治療するひとつの方法として、ワイヤーやプレートを使用し、巻いてしまった爪を矯正する方法があります。この巻き爪の矯正方法には、プラスチック製のプレートや金属製のバネを使用するもの、形状記憶合金のワイヤーやプレートを使用するものなどがあります。
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日本で行われている巻き爪の矯正方法は、形状記憶合金を使用する矯正方法が多く採用されているようです。
では、形状記憶合金のワイヤーやプレートでの巻き爪の矯正とは、具体的にどういった方法なのでしょうか?
ワイヤーの装着は、爪の先端の白くなった部分に行います。ですので、通常は爪切りで切ってしまう白い場所が多少必要になります。
まず、爪の白い部分に注射針を使用して穴を左右に開けます。爪切りで切って切ってしまう部分なので、通常痛みはありませんが、炎症などを起こしており痛みがひどいときには、麻酔を行います。
そうして開けた穴に形状記憶のワイヤーを装着するだけです。ワイヤーには固さのちがいが数種類あり、巻き爪の状態に合ったものが使用されます。治療の時間はわずか数分で終わってしまいます。